投資商品としての金

これだけは知っておきたい


  • 金先物取引

    金取引とは・・・

    先物取引の一種で、正確には「金先物取引」のことを指します。先物取引となりますから、「 取引期間の終了時点で現物を売買する権利を取引」するわけで、この間の差益分が利益、もしくは損益となります。

    たとえば、今後金相場が上がると予想して、1枚の金を先物取引市場で買ったとします。
    このときの価格が3,000円/gだったなら、
    金1枚=1kgなので、購入金額は3,000円×1000=3,000,000円になります。
    予想通り金相場は上がって、半年後には3,200円/gになりました。
    ここで「売る」ことで取引が終了します。
    1gあたり200円の利益なので、200円×1000=200,000円が利益になります。

    さて、ではこの取引、300万円の資金が必要かというと、そうではありません。金1枚に対して、指定された証拠金135,000円(2008年10月現在)で取引可能です。
    ※ただし、評価損額が取引本証拠金基準額の50%を超えた場合には「取引追加証拠金」が必要となります。

    先物取引市場での売買が一般の商品の売買と異なるのは、現物の商品を実際に受け渡ししなくても取引が終了できることです。実際に取引されるのは、「差金 決済」ということになり、逆に金相場が下がると予想するなら、「売り」から入って、「買い」で取引を終了することも可能になります。つまり、金相場が上 がっているときも、下がっているときも利益をあげることができる投資法なのです。
    実際の金を売買する場合には、その総代金が必要となりますが、先物取引では、取引総量の全額を必要とせず、総代金の約1/10の資金で取引を行うことが出来ます。(委託本証拠金)このあたりはFXのしくみともよく似ていますね。

    先物取引というと、敷居が高く、むずかしく思いますが、先物取引の中でも、「金」は天候に左右されることなく、不動の価値があるため、人気が高まっています。

    金先物ミニ取引とは

    2007年7月に始まった取引形態で、従来の金の先物取引よりも取引の単位を1kg⇒100gと、1/10に引き下げられ、小額での金の取引が可能になりました。 取引本証拠金も18,000円と、標準取引の135,000円(2008年10月値)に比べて安く、標準取引のリスクが取りにくい個人投資家も取引に参加できるようになりました。

    純金積立とは・・・

    毎月決めた金額で金地金を買い、積み立てていく投資法です。その日ごとに取引金額が変動するので、定量購入よりも比較的安く金を購入するこ とができ、たいていは定額が指定口座からの引き落としとなるので、その名のとおり、「積立」感覚ではじめられます。積み立てた金は、好きなときに売却して 売却益を受け取ることができるほか、ゴールドバーやインゴットで現物で受け取ることもできます。毎月の積立金額は3,000円から、ボーナス積立やスポッ ト購入なども利用できます。

     


  • 金取引と流動性

    商品先物で扱える商品には、「原油」「穀物」「ゴム」「プラチナ」など他にも多数ありますが、「金」の取引が一番頻繁に取引されている人気商品です。

    その理由は、現在新しい金山が発見されていないことや、近年の株投資に対する信用度の低下を背景に、地金への投資が最注目され、地金の価格変動が活性化している事があげられるでしょう。

    価格変動があまりない商品も存在し、相場の流動性が低い場合、売ろうにも価格変動がないのでなかなか売れない時期が長くなるなどの難点があります。

    流動性があり、年間季節行事などの影響が定番で(ギフトシーズンなど貴金属の需要などが影響)、ゆえに先が読みやすい定番の投資商品。それが「金」の取引が人気の理由なようです。


  • キング・オブ・コモディティ=金

    コモディティとは、日本語で商品のこと。「商品先物取引」などで扱われる商品と理解してください。
    生活基本物資、工業用原材料、農産物などが該当しますが、最も代表的な商品は(GOLD)と石油です。

    (GOLD)がなぜ、コモディティの一つとして分類されているのかと疑問を持たれた方がいるかもしれません。

    「都市鉱山」という言葉を知っている方は多いと思います。最近では使用済み携帯電話の回収が盛んになってきていますね。
    使用済みの携帯電話1台から0.03gの金(GOLD)を抽出することができます。携帯電話を10万台集めれば、そこから3kgの金(GOLD)を抽出することができる計算です。

    これが都市鉱山と言われるものですが、そもそも何故、携帯電話から(GOLD)を採ることができるのかと言えば、高い電気伝導度を持つことや、加工し易いなどの理由から半導体などのハイテク機器に金(GOLD)が利用されているからです。

    こういったことから、金(GOLD)はコモディティの一つに分類されているのです。


  • 10年~20年後を見据えた投資計画

    金投資で得られる安心感として「金自体に価値があるため、資産価値がゼロにはならない」という点があります。そのため、他の金融商品とは違って、金ならば、10年~20年といった長期に金を保有し続けても安心です。

     

    10年、20年後に安心して生活するためには「その頃に、どのような生活をしているか?」を想像しなければなりません。
    ●定年退職している
    ●年金を受け取っている
    ●住宅ローンを払い終わっている
    ●お子さんが経済的に独立をしている
    ●親の介護費用が必要になる
    こういった様々な変化が起こっていることでしょう。

     

    そして、最も注意が必要なのは「資産が目減りした場合に、働いて生活費を稼ぐ」ということが、10~20年後には難しくなっている、ということで す。金は、株式や債券とは違って、紙くずになってしまう心配はありませんが、資産価値が下落するというリスクはゼロではありません。

     

    金相場の短期の値動きに、一つ一つ動揺していては、10年~20年も金を保有することが難しくなりますので「余裕をもって投資できる資金」の中から 投資をするべきです。また、余裕資金の中でも10~15パーセント程度を、金投資にまわすにとどめておきます。金だけに投資をするのではなく、分散投資を 考えることや、保険に加入することなども必要です。

     


  • 初心者向け商品は?

    金関連商品の中でも初心者向けといえるのは「純金積立」「金貨の購入」でしょう。

     

    ■純金積立はなぜ初心者向け?
    純金積立は、少額の資金で始めることができます。資金力のない人も、月々の収入の中から負担にならない範囲で投資をスタートできます。
    また、投資初心者の間は「いつが買い時か?」を見極めることが難しいものです。しかし、純金積立は「月に○○円」と決めて、金を業者に購入してもらう仕組みのため
    ●金の価格が上がっているときには、少量しか買えない
    ●金の価格が下がっているときには、購入できる量が多い
    ということになり、長期的に積み立てを続けていけば、平均購入価格を下げることが可能になります。
    金の現物は業者側で保管してくれますので、盗難の心配をすることもありません。

     

    ■金貨購入のメリットは?
    金投資初心者は「資金力はないけれど、金が手元にないのも不安」と感じるかもしれません。
    金地金を買おうと思うと、数百万円といった資金が必要になりますが、金貨ならば手の届く価格で購入できるかもしれません。
    金貨は、金地金としての価値に加えて、希少性やコレクターに好まれるといった価値が加わることもあり、思わぬ高値で取引が成立する可能性もあります。ただし、これらの価値を保つためには、キズ、汚れ、変形などに気をつけて管理をする必要があります。

     




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